『高橋洋一チャンネル』の内容を要約

自民党内の調査と消費税減税見送りの背景

・自民党の森山幹事長が参院選の公約に「消費税減税を盛り込まない」と明言
・党内の情勢調査では、単独では50議席前後だが、公明党と合わせれば60議席超との見通しで「勝てる」との楽観論
・そのため、減税なしでも選挙に勝てると判断され、公約に入れない方針が定まる
・この動きは「財務省のシナリオに乗ったもの」と高橋氏は批判

国民民主党の失速と自民党の楽観ムード

・自民党が楽観する一因に、国民民主の支持率急落がある
・特に山氏の公認候補決定により支持が低迷、「小泉劇場」のような空気が再現されつつある
・マスコミ報道も米価に集中し、消費税や年金など重要な議論が報道から消える

NHK報道と国債問題の誤解

・NHKの番組が「日本の財政は厳しい」と報じたが、高橋氏は「完全な誤報」と断言
・高橋氏は当時の財務省担当補佐として、海外投資家には正しいバランスシートで説明していたと明かす
・「国債が増えにくい」「厳しい状況だから消費税増税はやむなし」という報道に多くの政治家が騙されていると指摘

CDS（クレジット・デフォルト・スワップ）の上昇と市場の懸念

・森山氏らの発言により、日本のCDS（国債保険料）が上昇
・5月下旬にはG7中2位だったが、現在は3位に下落
・政府要人が「財政破綻寸前」などと誤情報を語ると、金融商品取引法に抵触する可能性もあると警告

ダブルスタンダードな財務省の姿勢

・国内では財政危機論を流布しながら、海外には健全性を強調する財務省の「二重基準」を批判
・高橋氏は30年以上前から「資産と負債の両面を見るべき」と主張し、国際的な信頼維持に努めてきたと回想

有権者に求められる判断

・現在の自民党の調査結果に基づく楽観論では、将来的に消費税減税はますます困難になる可能性がある
・仮に減税公約なしで自民党が勝利すれば、財務省の方針がますます強化される恐れあり
・最終的な判断を下すのは有権者であり、情報を見極めた行動が求められる

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