マイナ保険証本格運用にいまだに嫌がる一部医者【髙橋洋一チャンネル#1286】

『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済や世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。
INDEX(目次)
マイナンバーカード運用で医療現場の反発
『高橋洋一チャンネル』の内容を要約
医療現場の一部にあるマイナ保険証への反発
・一部の医師はマイナ保険証への移行に反発し、従来の保険証で十分だと主張している
・「使い回し」など旧制度の弊害に対する懸念もあるが、変更自体に抵抗感がある医師も一定数存在
・医療現場では古いやり方が根強く残っており、FAXなどもいまだに使用されている
・マイナ保険証の導入に消極的な施設もあり、制度の浸透には時間がかかっている
救急搬送時に実感したマイナ保険証の利便性
・高橋氏は1月に駅で転倒し骨折、救急搬送された際にマイナ保険証を活用
・救急車内でマイナンバーカードを提示し、病院でもそのままスムーズに手続き
・マイナ保険証により、通院歴や服薬情報が即座に医師に伝わり、迅速な処置が可能に
・緊急措置後、紹介状や画像データ(MRI・レントゲン)を受け取り、翌日に専門病院で診療を受けられた
・口が利けない場合でも、カード提示だけで情報共有が可能になる点は特に有効
マイナカードへの誤解と医療情報の安全性
・マイナンバーカード自体に医療情報が入っていると誤解している人が多いが、実際はクラウド上から情報を取得する仕組み
・カードを紛失しても医療情報が漏れることはなく、本人確認ができなければ情報にアクセスできない
・顔認証などの仕組みにより、本人のみが情報を引き出せる設計となっている
医療現場の導入コストと運用上の課題
・医師の中には導入コストを理由に反対する者もいるが、実際は補助金が出ておりコストは大きな問題ではない
・本当の理由は「面倒くさい」「使い方が分からない」など運用面での抵抗
・導入初期には顔認証の不具合や設置場所の問題(日当たりなど)で運用に支障が出るケースもあった
・薬局などでは実際に設置場所を改善することで顔認証の精度が向上し、スムーズに運用できるようになった
・現在は多くの施設で顔認証による本人確認が主流となっており、番号入力はあまり使われていない
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