【要約】高市首相が「対中国」方針で絶対に忘れてはならないこと【門田隆将チャンネル#0045】

INDEX(目次)
高市首相が「対中国」方針で絶対に忘れてはならないこと
『門田隆将チャンネル#0045』を要約
G20での高市首相の存在感とメローニ首相との連携期待
・ヨハネスブルグで開催中のG20でウクライナ問題を巡り欧州首脳が動く中、高市首相がG7各国首脳と積極的に交流し外交力を発揮
・イタリアのメローニ首相と抱き合う場面に象徴されるように、自由・民主主義陣営の結束と高市外交の存在感が際立った
・移民・外国人問題が世界的課題となる中、移民対策で実績を上げるメローニ首相と日本の高市首相が協力し国際社会を主導していく流れへの期待を示す
・筆者は以前から「高市首相×メローニ首相で移民・外国人対策の東京宣言を」と主張しており、今回の交流はその現実味を強めたと評価
対中国方針の核心は「妥協しないこと」
・動画の主眼は「対中国方針で絶対に忘れてはならないこと」を強調する点にある
・高市首相が全方位に目を配るのは限界があるため、官僚組織、とりわけ外務省内の「チャイナスクール」に注意が必要という問題提起
・外務省は「情報と取引」中心の発想になりがちで、中国側に取り込まれた官僚が妥協案を持ち出す危険があると警告
・日本側が譲歩せず淡々と構えるほど、中国側の方が困り、結果として中国が折れて寄ってくるという見立て
・水産物輸入停止や渡航自粛など中国の対抗措置に対し、日本が再開を頼む必要はなく、動かないことが肝要だと主張
中谷防衛大臣の「今は会う必要なし」発言の意味
・フジテレビ「日曜報道」で中谷防衛大臣が、中国の振る舞いを踏まえ「会談したくないなら会う必要はない」と明言
・中国は情報戦・法律戦・世論戦(いわゆる「三戦」)を仕掛け、会談を自国に有利な形で宣伝するため、安易な会談は逆効果になり得ると指摘
・T20(アウトリーチ国を含む場)では各国が中国の行動を注視しており、日本は多数国と個別会談を重ね国際ルール重視を訴えるべきとの整理
・この発言は、外務省内の妥協志向を抑える「防波堤」として重要だと評価
中国の内情悪化を踏まえた「待つ戦略」
・中国は若年失業率が深刻で、倒産や外資撤退が続き経済が弱体化しているとの認識
・反スパイ法強化などで「何で逮捕されるか分からない」状況を作った結果、欧米企業が撤退し、今後日本企業が抜ければ中国側は致命的打撃を受ける
・よって日本は焦って動くのではなく、中国が縮んで戻ってくる前提で淡々と準備すればよいという結論
日本国内の「内なる敵」と日米離間工作への警戒
・中国の対日攻勢に呼応するかのように、日本国内の親中派・左翼勢力やオールドメディアが高市政権を引きずり下ろそうとしていると批判
・地上波・野党・一部評論家が日米同盟を弱める主張を広げ、中国の狙う「日米離間工作」に乗っていると問題視
・日米同盟が崩れれば日本は孤立し、中国に付け込まれるという危機感を提示
・過去の自民党内で語られた「バランス外交」「米中遠距離外交」は中国の工作に沿う発想だったと整理
安倍路線の「価値観外交」と高市政権の正統性
・安倍元首相の「価値観外交」と「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」が国際戦略として定着した点を再確認
・高市首相はその後継者として、価値観外交で自由陣営を主導する立場にあると強調
・G20でのG7首脳との連携やメローニ首相との交流は、安倍路線継承と国際的期待を象徴する出来事と評価
・だからこそ、首相の目が届かないところで官僚が妥協しないよう国民も監視を続けるべきだと締めくくる
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