【要約】文春選挙予測〈自民&維新 273〉安定多数獲得の衝撃【門田隆将チャンネル#0035】

【要約】文春選挙予測〈自民&維新 273〉安定多数獲得の衝撃【門田隆将チャンネル#0035】
『門田隆将チャンネル」は、作家・ジャーナリストの門田隆将さんが日本の政治経済世界情勢などの側面や裏側をジャーナリストの視点で切り込むYouTubeチャンネルです。

『門田隆将チャンネル#0035』を要約

スポーツ表彰の選考委員としての活動報告

・門田氏は収録前に、都内のホテルで行われたスポーツ表彰の選考委員会に出席してきたと説明
・自身は長年「スポーツもの」のノンフィクションを書いてきた縁で、監督・選手部門などの選考委員を務めていると紹介
・今年の監督賞には、ペナントレースと日本シリーズで采配が高く評価されたソフトバンクの監督が選ばれたと報告
・特別賞には、ワールドシリーズ第7戦で中0日登板を含め大活躍し、シーズン通してドジャース優勝に貢献した山本由伸投手が選出されたと説明
・表彰の詳細は新聞やメディアで報じられるため、ここでは概要紹介にとどめるとした

週刊文春が報じた高市内閣の支持率と衆院選予測

・発売された週刊文春が「永田町劇場 自民圧勝 衆院選当落予測」と題する特集を掲載していると紹介
・記事では「日本初の女性首相・高市首相(64)の人気が凄まじい」とし、愛用のペンやバッグへの注目など、象徴的なエピソードも取り上げていると説明
・各社世論調査では内閣支持率が60%台半ば〜70%台と非常に高く、JNN11月調査では82.0%に達したと記事内容を引用
・過去30年で見ると、小泉内閣の88%に次ぐ水準であり、前の石破内閣から約40ポイントも支持率が跳ね上がったと解説
・特に60歳以下の現役世代の支持が厚く、平均85%超という「異例の支持率」になっている点が強調されていると紹介

自民・維新連立「安定多数」回復との試算

・週刊文春の試算によると、自民党と維新による連立与党で273議席を獲得し、現有から+43になると予測されていると説明
・衆院(465議席)の過半数は233議席であり、273議席なら大きく上回る「安定多数」となると解説
・安定多数を取れば、各委員会の委員長ポストもすべて与党が押さえ、委員数も過半数を占める運営が可能になると指摘
・この予測には、高市外交(米トランプ氏、韓国大統領、習近平国家主席との会談)を終えた直後の「支持率ピーク」が反映されているとの見方を紹介
・門田氏は、外交での存在感と「明るさ」や「愛嬌」を伴うイメージ戦略が相まって、高市政権への期待が数字に表れていると評価

立憲民主・国民民主・公明など各党の議席見通し

・文春予測では、立憲民主党は現有148から105へとマイナス43議席となり、大きく勢力を減らすとされていると紹介
・門田氏は、立憲が中国寄りと批判される質問や、物価・生活対策より「モリカケ」「裏金」「枝葉の問題」を優先する姿勢で国民の支持を失っていると指摘
・一方、国民民主党は27議席から26議席とほぼ現状維持で、前回選挙での「4倍増」をおおむねキープする形だと整理
・国民民主・新馬議員による走行距離課税への追及に対し、片山財務相が「そんな税はやらない」と明言したことを挙げ、「緊張感と親しみを両立した良い質疑だった」と評価
・公明党は24議席から17議席に減少するとの予測だが、門田氏は「小選挙区で1議席確保」とする文春の見立てに異論を示し、「0もあり得る」とかなり厳しく見る
・れいわ新選組は9→6、日本共産党は8→6と、それぞれやや減らす予測が示されているとまとめ

公明党と創価学会の影響力低下への見立て

・記事では、公明党の比例票がピークの898万票(2005年郵政選挙)から521万票まで減少していると指摘されていると紹介
・門田氏は、次の選挙では500万票を割り込み、むしろ400万票台まで落ち込む可能性が高いと分析
・地方紙関係者の話として、委託印刷されている聖教新聞の刷り部数が、ここ1年で「万単位」で減っているとの証言を紹介し、支持母体の高齢化と勢いの衰えを強調
・かつての「F作戦」(会員が友人を期日前投票に連れていく取り組み)も、会員の高齢化と若年層への継承が進まず、以前ほどの動員力がないと指摘
・中国寄りと批判されている公明党の路線もあって、現在の有権者心理の中で支持を広げるのは難しくなっていると見ている
・結果として「高市政権から離脱したことで、むしろ高市内閣の支持率がさらに上がった」とし、公明離脱は自民側にとってプラスだったと評価している

参政党の伸長予測と自民党内リベラルへの「刺客」構想

・文春予測では、参政党は前回総選挙の3議席から比例で19議席へと大きく伸びるが、小選挙区は「0」とされていると紹介
・門田氏は、参政党は積極財政・外国人政策・太陽光発電・対中姿勢などで、自民党よりも保守的・現実的な政策を掲げていると評価
・一方で、高市人気は非常に高いにもかかわらず、自民党支持率は横ばい〜微増にとどまり、「高市さんは応援するが、自民党そのものは許していない」という有権者心理があると分析
・その背景として、高市氏が過去の総裁選で党内リベラル・増税派に押し戻されてきた経緯や、自民党が緊縮財政・外国人問題・太陽光・対中政策で「放置」してきた問題を挙げる
・門田氏自身も「高市さんが頑張る自民党なら支持するが、高市退陣で元の自民党に戻るなら支持しない」という立場だと明言
・こうした中で、参政党が自民党内の左派・リベラルと見なされる候補の選挙区に保守色の強い候補を立てれば、その自民議員が落選する可能性が高いと予測
・具体的には、これまで岸田・石破ラインを支えてきたとされる外務・総務・デジタル担当などの議員の地盤に、参政党が「保守・現実政治家」としての対立候補をぶつける構図を想定している

解散時期と「選別の選挙」になるとの見方

・文春は「1月中の解散・総選挙」シナリオを掲げているが、門田氏は「予算編成が間に合わない」「ハードルが高い」として懐疑的な立場
・自身は、来年度予算が成立した後の3月末〜4月以降、特に通常国会会期末の6月下旬あたりの解散が最有力だと見ている
・ただし、高市内閣の高支持率と議席予測を見れば、首相側にとって「1月解散」の誘惑があるのも事実で、可能性自体は否定できないとも言及
・次の総選挙は「誰を選び、誰を落とすのか」という意味で、左派・リベラル色の強い政治家を有権者が選別する選挙になると強調
・高市氏の台頭を長年妨げてきた党内勢力への国民の怒りはまだ収まっておらず、そうした議員が厳しい審判を受けるべきだというのが門田氏の見立てだとまとめる
・今回の動画は、週刊文春の「どこよりも早い選挙予測」が非常に示唆的だったため、その内容と自身の分析を共有する目的で収録したと結んでいる


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