1. 外国人による日本の医療制度利用の問題

• 短期間の滞在でも「高額療養費制度」が適用される点に疑問の声が上がっている。
• わずか90日の滞在でも数千万円相当の医療費支援を受けられる現状が問題視されている。

2. 政治家の主張

• 玉木雄一郎（国民民主党代表）
  • 現在の制度をより厳格な適用に見直すべきと主張。
  • 社会保険料は日本人の病気やけがのために使われるべきと指摘。
• 長妻昭（立憲民主党代表代行）
  • 「保険は負担と給付のバランスが重要」と述べ、外国人の利用実態を調査する意向を示す。
• 河野太郎（自民党・前デジタル担当相）
  • 治療目的で来日し、国民健康保険に加入するケースを防ぐ必要があると指摘。

3. 医療費負担の拡大と政治的影響

• 医療費の膨張が深刻な問題となっており、各党が削減策を検討。
• 参院選を控え、保守支持層を意識した議論が活発化する可能性が高い。

4. 高額療養費制度の概要

• 高額な医療費の自己負担を軽減するためのセーフティネット。
• 1カ月あたりの自己負担額には上限があり、それを超えた分は公的医療保険が補助。
• 年齢や年収によって上限額が異なり、長期療養者には優遇措置あり。

5. 外国人への支給状況

• 令和4年3月～令和5年2月の総支給額：9606億円。
• 外国人への支給額：約111億円（全体の1.15％）。

6. 政府の対応

• 医療保険財政の安定化と現役世代の負担軽減のため、上限額引き上げを検討。
• しかし批判が強まり、石破茂首相は引き上げの全面凍結を決定