9月22日 – 今日は何の日?

9月22日 – 今日は何の日?

今日の名言
「夢、これ以外に将来を作り出すものはない」

フィンセント・ファン・ゴッホ(オランダ出身のの画家)

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「孤児院の日」とは?

「孤児院の日」は毎年9月22日に記念される、日本の孤児の保護と支援を目的とした日です。この日は、孤児をはじめとする児童の権利の向上、孤児院における生活環境の改善、そして社会全体の理解と支援を呼びかけることを目的としています。

この日を中心に、認知症の啓発活動が世界各地で行われます。日本でも、厚生労働省や公益社団法人認知症の人と家族の会をはじめ、各地で様々なイベントや啓発活動が行われています。

 

なぜ9月22日なのか?

この日が「孤児院の日」として制定された背景には、日本の孤児保護の草分けとして知られる石井十次の命日が9月22日であることが関係しています。石井十次は、孤児の教育と生活環境の改善に尽力し、その活動を通して多くの人々の支持と共感を得た人物です。

 

石井十次とは?

石井十次(1844-1907)は、明治時代の日本において孤児の保護活動を推進した社会活動家です。彼は、1874年に日本で初めての孤児院「日本慈幼院」を設立しました。これは、戊辰戦争や戊辰戦争後の混乱で親を失った子供たちを救済するための施設で、多くの孤児がここで新しい家族や支援を受けました。

十次が生きたのは福祉という言葉すらない時代。地震や冷害、戦争といったさまざまな要因もあり、岡山孤児院には最大1200人の孤児がいたといいます。

十次は、職員が子どもを10人ほどに分けて面倒をみる「家族制度」を取り入れた。小規模の家を50棟ほど建設。家庭的な雰囲気で育てる手法は、今の小舎制と似ている。

農家が孤児を引き取る「委託制度」も試みた。今でいう里親制度だ。正直であることなど委託条件も定め、養育料も毎月払った。

一方、運営には莫大な費用がかかる。十次は資金集めのため、孤児による音楽隊を結成。日本中や、韓国、中国などを演奏旅行して回っている。

石井十次は、西洋の孤児保護の理念や手法を取り入れながら、日本独自の孤児救済の方法を模索しました。彼は孤児たちに良い教育と職業訓練を提供し、彼らが自立して社会に貢献できるような環境を提供することに努めました。

石井十次が最期を迎えた静養館

「孤児院の日」の意義

「孤児院の日」は、孤児たちが直面している問題や孤児院における生活の実情を社会全体に伝えるための重要な機会です。また、この日を通して、孤児たちへの理解や支援を深めることが求められます。

石井十次のような先駆者が築いた基盤の上に、現代の孤児保護活動が展開されています。彼の精神を受け継ぎ、今日の社会で孤児たちが安全で健康的に育つための環境を整えることが、私たち全員の責任と言えるでしょう。

 歴史上の出来事

  • 1887年 - 石井十次が日本初の孤児院「孤児教育会」(後の岡山孤児院)を岡山市内に創設。
  • 1912年 - 大正元年の台風:四国東部に上陸した台風は、日本海を北上して北海道にまで被害を出した。北海道では多くの漁船が転覆したほか、富山県地方で列車転覆などの被害。全国で661人が死亡。
  • 1945年 - アメリカ合衆国が降伏後における米国の初期の対日方針(初期対日方針)を発表、アメリカ単独による占領を規定。
  • 1945年 - 武蔵野鉄道が(旧)西武鉄道と食糧増産を吸収合併して西武農業鉄道(現 西武鉄道)に改称。
  • 1949年 - 長野県山梨県新潟県に翌日にかけて豪雨。長野市裾花川の堤防が決壊して死者・行方不明者29人。
  • 1982年 - 三越事件三越取締役会議で岡田茂代表取締役社長を解任。岡田が発した「なぜだ!」が流行語になる。
  • 1985年 - G5ドル高是正のためのプラザ合意が成立。為替相場で急騰。
  • 1986年 - 安中公害訴訟の和解が成立。東邦亜鉛が住民に4億5000万円を賠償。
  • 1987年 - 昭和天皇が開腹手術を受ける。天皇の開腹手術は史上初。病名は「慢性膵臓炎」と発表。
  • 1989年 - 大相撲秋場所千代の富士が通算965勝を挙げ、最多勝記録を樹立。
  • 1997年 - ロックバンド「X JAPAN」が解散表明。
  • 2016年 - 日本のプロバスケットボールリーグ・Bリーグが開幕。
  • 2022年 - 政府が急速な円安を阻止するために為替介入を実施。1998年6月以来のおよそ24年ぶりとなる。

(Wikipediaより抜粋)

 記念日・行事・お祭り

孤児院の日 1887年9月22日、医学生であった石井十次が日本初の孤児院「孤児教育会」(後の岡山孤児院)を創設しました。
世界サイの日(World Rhino Day) 絶滅の危機に瀕しているサイを守るため、世界自然保護基金(WWF)南アフリカ委員会が提唱。
この日に合わせて、サイを飼育する世界各地の動物園などで啓発活動が行われます。
B.LEAGUEの日 男子プロバスケットボール「B.LEAGUE」(Bリーグ)の発展を目的に、(公社)ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグが制定。日付は、リーグ初年度のシーズン開幕日(2016年9月22日)から。
花園ラグビーの日 ラグビーというスポーツに対する関心と理解を深めてもらうとともに、「ラグビーのまち東大阪」をアピールするため、東大阪市が制定。日付は、東大阪市花園ラグビー場でラグビーワールドカップ2019日本大会の初戦が行われた日(2019年9月22日)から。
ライソゾーム病の日 ライソゾーム病を中心とする難病の社会的認知度を向上させたいと、(一社)Sakura Network Japanが制定。日付は、ライソゾーム病の疾患啓発シンボルマーク「シルバーウイング」の活動開始日(2012年9月22日)から。
カーフリーデー(World Car-Free Day) 1997年にフランスのラ・ロシェルで「車のない日」という啓発イベントとして始まり、翌年からはフランス環境省の呼びかけで毎年9月22日にフランス全土に行われるようになりました。
2000年には「カーフリーデー」として欧州委員会の支援プロジェクトとなり、ヨーロッパ中に広がりました。

 本日の誕生日

9月22日には、マイケル・ファラデー(化学者)、吉田茂(政治家)、牧野省三(映画監督)、トミー・ラソーダ(プロ野球)、岡田眞澄(俳優)、谷沢健一(プロ野球)、田部井淳子(登山家)、志垣太郎(俳優)、藤沢和雄(調教師)、石毛宏典(プロ野球)、鈴木雅之(歌手)、アンドレア・ボチェッリ(テノール歌手)、石井竜也(米米CLUB)、ルビー・モレノ(女優)、緒形直人(俳優)、浅利純子(マラソン)、ボブ・サップ(格闘家)、五味隆典(総合格闘家)、渋谷すばる(歌手)、北島康介(競泳)、成田童夢(スノーボード)、宮近海斗(タレント)が誕生しています。(敬称:略)