2月18日 – 今日は何の日?

2月18日 – 今日は何の日?

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嫌煙運動の日

1978年(昭和53年)のこの日、東京・四谷で約40名の有志が集まり、「嫌煙権確立をめざす人びとの会」が設立され、「日照権」をヒントにして作られた「嫌煙権」という新語で嫌煙運動をアピールしました。

医学界でも受動喫煙による健康被害については人体への影響に関する学術的見地が例示され、たばこの煙により頭痛などの体調不良(受動喫煙症)を起こす化学物質過敏症の患者もいることが判明。このため多くの医学系学会が「禁煙宣言」を発表し、嫌煙権運動よりもさらに強い喫煙規制を求めるようになりました。

 

1980年代から1990年代にかけては、嫌煙権運動が一般的に認識されはじめ、交通機関の喫煙規制など受動喫煙防止のための措置が次第に進んだのです。

 

2000年代に入ると受動喫煙防止に対する社会的認識が世界的に進み、2005年にはWHOによりたばこの規制に関する世界保健機関枠組条約が発効、日本においても2002年に健康増進法が施行、2010年以降には公共施設における日本初の受動喫煙防止条例が施行され、その後は各地で路上喫煙禁止条例が制定されました。

現在では、病院、役所、学校施設、駅などの公共施設や、百貨店、飲食店、娯楽遊戯店などにおいても禁煙分煙が取り組まれ、1970年代に始まった運動は半世紀を過ぎて、ようやく実を結ぼうとしています。

 

タバコの害

タバコの害をスポーツの側面から見ますと、3つのデメリットが存在します。

1.有酸素系運動能力の低下

喫煙の最大のデメリットは、有酸素系の運動能力が低下してしまうことで、スタミナが低下してしまいます。

 

その要因は、たばこの煙に含まれる有害物質「一酸化炭素」です。一酸化炭素は、酸素を運ぶヘモグロビンや酸素を受け取るミオグロビンとの親和性が、酸素よりもはるかに高くなっています。これが喫煙により体内に入ることで、ヘモグロビンやミオグロビンは酸素より一酸化炭素と結びついてしまうのです。

 

呼吸によって体内に取り入れた酸素は、糖や脂質からエネルギーを生み出します。酸素を取り込める量によってエネルギーを生み出せる能力は左右されます。喫煙によって血中の一酸化炭素が多くなることで、酸素を細胞へ運搬する能力が低下し、最大酸素摂取量が低下してしまうのです。

 

2.回復力の低下

喫煙が与える悪影響は、さらにカラダを回復させる能力も低下させてしまうのです。

 

喫煙によって酸素の運搬量が少なくなってしまうことで、組織の新陳代謝に時間がかかり回復が遅くなります。骨折などのケガが治るまでの時間も、喫煙をしている人としていない人では差が出ると報告されています。

 

また、喫煙によって靭帯や腱、軟骨などを構成するコラーゲンの生成を促すビタミンCの損失が大きくなることも、回復力を落とす要因につながります。

3.健康被害と強い依存性

喫煙によりさまざまな健康疾患が引き起こされます。肺がんをはじめ、虚血性心疾患、脳血管疾患などのリスクが高まることは周知にことですが、特に心疾患や脳血管疾患などは、スポーツ中での発症リスクはさらに高まり、生命の危険を左右する場合もあります。

 

これらの疾患は、喫煙したことによって急に引き起こされるわけではありませんが、喫煙には身体的・心理的に強い依存性があるため習慣になってしまい、これが大きな要因となるのです。

 

また、依存性によってタバコを吸わないとイライラしやすく、集中できないという症状が起こる場合もあります。強い依存性によりスポーツ能力が低下してしまうことを理解していても、喫煙をやめられないというスポーツ選手がいるのも確かです。

 

しかし、タバコを吸うことによってプラスになる要素は一つも発見されていません。「気分をリラックス させる効果がある」という人もいますが、タバコを吸った時だけ中毒症状が緩和されているだけの 錯覚であることが分かっています。

 

この日からタバコをやめるきっかけになると、あなたの体にとって良い記念日となると思います。また、毎月22日は「禁煙の日」となっていますので、毎月、やめる日のスタートのチャンスがあります。

出典:禁煙推進学術ネットワーク

 歴史上の出来事

Wikipediaより国内抜粋)

 記念日・行事・お祭り

嫌煙運動の日 1978年(昭和53年)2月18日、東京・四谷で「嫌煙権確立をめざす人々の会」が設立され、本格的な嫌煙運動がスタートしたことに由来します。
2020年4月には改正「健康増進法」が全面施行され、多数の人が利用する様々な施設が原則屋内禁煙となりました。
冥王星の日 1930年(昭和5年)2月18日、アメリカの天文学者クライド・トンボーが、海王星に次ぐ太陽系の第9惑星「冥王星」を発見しました。
2006年に惑星の定義が定められると、地球の月より小さい冥王星は新たに設けられた「準惑星」に分類されました。
エアメールの日 1911年(明治44年)2月18日、インドで初めて飛行機によって郵便物が運ばれたことに由来します。
インド北部のイラーハーバードで開かれていた博覧会のアトラクションとして、会場から8キロメートル離れた駅まで6000通の手紙が飛行機で運ばれました。
方言の日(鹿児島県大島地区) 衰退しつつある奄美方言を保存・伝承していくため、鹿児島県の大島地区文化協会連絡協議会が制定。日付は、与論島では方言を「ユンヌ(与論)フトゥバ(言葉)」ということから、「フ(2)トゥ(10)バ(8)」の語呂合わせで2月18日に。

 本日の誕生日

2月18日には、上杉謙信(戦国大名)、ルイス・カムフォート・ティファニー(宝飾デザイナー)、エンツォ・フェラーリ(フェラーリ創設者)、加東大介(俳優)、越路吹雪(シャンソン歌手)、陳舜臣(小説家)、中村敦夫(俳優)、奥村チヨ(歌手)、鈴木康博(シンガーソングライター)、ジョン・トラボルタ(俳優)、松原千明(女優)、マリアン(タレント)、馳星周(小説家)、田中哲司(俳優)、ロベルト・バッジョ(サッカー)、ねづっち(お笑い芸人)、高島彩(アナウンサー)、安藤サクラ(女優)が誕生しています。(敬称:略)