【要約】中国、日本に軍民共用輸出規制【髙橋洋一チャンネル#1456】

【要約】中国、日本に軍民共用輸出規制【髙橋洋一チャンネル#1456】
『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

  中国が軍民両用品を輸出規制 安倍さんを見習え??

『高橋洋一チャンネル#1456』の要約

中国の「団体規制」輸出禁止と狙い(デュアルユース)

・中国が日本向けに医療用品などの輸出禁止(規制強化)を出してきた、という話題。
・背景として、従来の圧力策では効果が上がりにくいため、手段を変えてレアアースなどの規制に広げてきた可能性がある。
レアアースは典型的なデュアルユース(軍民両用)で、「民生品でも軍事転用できる」と中国側が事実上認めている構図。
・対象として、日本側の大企業
(例:三菱IH関連など)が挙がり、さらに防衛大学校のような組織名も出ていて、規制の射程が広い点が注目。

中国の焦りと「先に首を絞める」発想

・中国が先に仕掛けてきたのは、日本がデュアルユース領域国内開発自前化を進める前に、先手で締め上げたい意図があるのではないか、という見立て。
・日本側が国産化・代替調達を進めると規制の効き目が落ちるため、「効くうちにやる」発想になりやすい。
・こうした動きは習近平政権側の焦りの表れではないか、という指摘。
・ただし、デュアルユース規制は中国側にも副作用が大きく、いずれフェードアウトして別の手段に移る可能性もある(効果が弱い→次のカードを出す循環)。

圧力策は「効かない」と副作用が増える

・一般論として、圧力はまず「効果が高く副作用が小さい」手段から使うはず。
・それでも効かない場合、次に出てくるのは「効果が薄いのに副作用が大きい」手段になりがち、という整理。
・つまり、今後出てくるカードほど、中国側にとって自分の首を絞める要素が増える可能性がある。

インバウンド:対中依存の低下と「単価」の差

・最初の頃は「中国人観光客を止める」系の圧力もあったが、日本側は必ずしも痛手になっていない、という評価。
・中国からの訪日客が減っても、米国豪州などの来訪者数が近い水準になり、さらに1人当たり消費額は欧米豪の方が高い。
欧米(英国・欧州)は単価が高く、例としてドイツ1人40万円程度使うことがある一方、中国は20万円台という比較。
韓国は近距離ゆえ単価が低めで、特定国への依存が強いと影響を受けやすい、という整理。
・結果として、店側から見ると「中国客減=致命傷」にならず、需要が欧米シフトして吸収される局面がある。

規制が進むほど「生産・投資が日本回帰」しやすい

・規制対象が「中国からの輸入」だけでなく、「中国に拠点がある場合でも現地調達しにくい」となると、企業は作れない撤退・国内回帰に傾きやすい。
・撤退局面で中国側が「置いてけ」的な条件を迫れば、なおさら「中国投資は無理」という判断が広がりやすい。
・経済取引を武器化すると、相手だけでなく自分にも跳ね返り、長期的には中国側の信認投資環境を傷つける、という主張。
・民泊なども含め、実態としては中国系資本中国系経営が絡む部分が多く、ダメージが中国側に戻る面がある、という見立て。

「AIIBのバスに乗れ」からの教訓

・過去にAIIB(アジアインフラ投資銀行)で「バスに乗り遅れるな」論があったが、結局は「乗らなくてよかった」という評価。
・最近の動きとして、(例)参加した国が距離を置くような展開もあり、「当時の慎重論の方が筋が良かったのでは」という振り返り。


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