【要約】高市首相、日銀植田総裁を呼び出し!ガクブルで利上げは止まる?【髙橋洋一チャンネル#1449】

【要約】高市首相、日銀植田総裁を呼び出し!ガクブルで利上げは止まる?【髙橋洋一チャンネル#1449】
『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

  高市早苗首相と日銀植田総裁と会談

『高橋洋一チャンネル#1449』の要約

高市総理と日銀・植田総裁の「意見交換」—実態は“呼び出し”に近い?

高市総理日銀・植田総裁と会談し、植田氏は「一般的な経済金融情勢の定期的な意見交換」で具体的内容は話せないと説明
・記者団から「利上げ姿勢への理解を得たか」と問われても、植田氏は具体的に答えず、何を話したか分からない形
・一方で官邸側の写真では、高市氏は余裕の笑顔、植田氏は硬い表情に見え、「叱られた生徒みたい」という印象論が出る
・会談の段取りとしても、植田氏側から自発的に「会いに行く」設定はしにくく、政治日程・情勢的に政府側の要請で“来た”可能性が高い
・「細かい話もあった」旨の示唆もあり、表向きは一般論でも、実際には踏み込んだ圧
があったのでは…という推測につながる

金融政策が効くメカニズム—「フィリップス曲線」とインフレ目標

・金融政策の基本理解として、フィリップス曲線(インフレ率と失業率の関係)を用いる
・インフレ率が低すぎる局面では、失業率が高く(雇用が悪い)方向になりやすい
・インフレ率を適度に上げると雇用が改善するが、行き過ぎると雇用改善は頭打ちで、インフレだけが上がる“悪い領域”に入る
・理想は「雇用を悪化させず、インフレも低め」のバランス点で、目安として失業率2.5%弱・インフレ率2%程度
が“良いところ”という整理
・このバランス点より左(インフレ低め・雇用弱め)なら、理屈としては積極財政+金融緩和が基本パッケージになりやすい

現状認識:利上げの結果、コア物価と雇用が悪化方向では?

・現状のインフレ率は見かけ上2%でも、重視すべきコアインフレ率1.5%程度で、理想点より左側に位置している可能性
・利上げを進めるほど、コアインフレ率が2%を割れて下がっているように見え、政策が引き締め方向に効き過ぎている疑い
・同時に、利上げ局面で有効求人倍率が低下しており、雇用も悪化の兆候が出ている可能性がある
・「1.2%でも人手不足だから良い」という議論は、実際には安い労働力を求める論理になりがちで、賃金上昇や好循環を阻害し得る
・賃金を上げて循環させるなら、安い労働力依存ではなく、高い賃金の雇用構造を志向すべき、という主張

「物価高を叩け」一本足の危うさ—適度なインフレが雇用と賃金を守る

・物価はざっくり言えば、2〜4%程度の範囲が“経済にとって悪くない”水準という見立て
・メディアが「物価高を何とかしろ」と煽るほど、政策が引き締めに寄り、結果として雇用悪化→賃金が上がらないリスクが出る
・さらに、金融機関は利上げで収益が増えやすく、利上げを求める側に**利害(インセンティブ)**がある点も警戒すべき
・この文脈で、官邸会談後の植田氏の表情が硬いのは、利上げの結果が数字に出てきている中で、政治側からの圧を感じた可能性もある、という推測

最新物価データの示唆:下振れが進み「引き締め過ぎ」のサイン?

・12月の消費者物価:総合2.1%、いわゆるコアコア1.5%まで下がったという認識
・1月は東京都区部の速報で、総合が1.5%
食料・エネルギー除く総合1.4%となり、全国も2%を下回る可能性が高い見通し
・数字が下がっている以上、「引き締めが早すぎた/強すぎた」との批判(特に中小企業などの現場の声)が出やすい
・この流れの中での官邸会談は、表向き一般論でも、実質的には「利上げペースを再考せよ」という含意があったのでは、という整理

キーワード高市総理, 植田総裁, 日銀, 利上げ, 金融引き締め, フィリップス曲線, インフレ目標, コアインフレ率, 有効求人倍率, 雇用, 賃金, 消費者物価