【要約】讀賣新聞が覚醒?存立危機事態を政局にするな!民主党岡田【髙橋洋一チャンネル#1396】

INDEX(目次)
読売新聞覚醒
『高橋洋一チャンネル#1396』の内容を要約
日経社説が「覚醒」と言われた理由(11/13社説の主張)
・日経の11月13日社説が、立憲民主党の追及姿勢に強い調子で異議を唱えたことが話題になった
・社説は、衆院予算委で立憲・岡田勝也氏が「存立危機事態=限定的な集団的自衛権の行使」について政府見解をただした点を取り上げた
・政府が答弁した内容に対し、立憲側が「危険性を感じる」として撤回・取り消しを要求したことを批判
・「見解を引き出したのは立憲側なのに、答えたら撤回を迫るのは何が目的か」と社説は問題視
・狙いが「政権批判の材料づくり」だとしても、安全保障を政局の道具にするな、という怒りの論調だった
・高橋氏はこの社説に「よく言った」と感じ、日経が珍しく踏み込んだ=“覚醒”と受け取られていると説明
立憲・岡田氏の追及への違和感
・岡田氏は「存立危機事態の政府解釈」をしつこくただしたうえで、答弁後に撤回を要求
・高橋氏は「答弁を迫っておいて取り消せというのは筋が通らない」と社説の見方を支持
・安全保障の議論を、政権の弱点化や印象操作に使うのは無責任だというスタンス
「立憲は中国と通じているのでは」論への触れ方
・高橋氏は、立憲の政治家は中国共産党寄りだと疑う人が多い現状に言及
・「どこかから指示があったのでは」と見る声もあるが、実際の真偽は分からないと一旦留保
・ただ、仮に指示がなくても、結果として中国の主張に沿うような行動に見える点が問題だとにじませる
高市首相答弁の中身:発言は「台湾救援」ではない
・高橋氏は、高市首相の答弁内容を「かなり正確で限定的」と評価
・論点は台湾有事の際の日本の対応だが、首相は「台湾を助けに行く」とは言っていない
・想定しているのは「米軍が台湾周辺で行動した場合、日本が米軍を支援する可能性がある」というレベル
・つまり“台湾参戦”ではなく、“同盟国支援の可能性”を述べただけ
・これを「参戦宣言のように騒ぐのは、答弁の読み違いか意図的な誇張」と批判
なぜ限定的か:日本の憲法制約と集団的自衛権の範囲
・日本の集団的自衛権行使は、憲法上の制約で「限定的」になっている
・本来、集団的自衛権が普通の国では「同盟国がやられたら即反撃に一体で入る」のが標準
・その標準から見れば、日本の制度は“かなり狭い範囲だけ認められている”に過ぎない
・高橋氏は「本当なら直接台湾を助けに行く選択肢もあり得るが、日本はそこまでできない」と整理
・海外の人が日本の憲法や制度を知らないと「日本は大きく踏み込んだ」と誤解しやすい構造がある
立憲・岡田氏の騒ぎ方が「おかしい」理由
・答弁の内容自体が限定的・標準的なのに、過剰に問題化している
・「ちょっとした表現を針小棒大に膨らませ、撤回要求まで持っていくいつものパターン」とみる
・もし政府が撤回すれば、逆に日米安保や同盟の信頼性が揺らぐ可能性がある
・だから「撤回できないし、撤回すべきでもない」「普通の話をしているだけ」と強調
中国の反応の実態:過剰な誇張と“株を落とす行為”
・中国はこの答弁に対し、非常に激しく反発
・しかし高橋氏は「限定的な話を、ものすごい軍事行動みたいに騒いでいるのは中国側の勘違い」と断じる
・世界の目には「中国のほうが理不尽に見えている」
・結果として、中国が国際的な評価を下げている構図だと分析
・高市政権の弱点化を狙ったとしても、むしろ中国の過剰反応が逆効果になっている
「中国人の日本渡航自粛」は日本にとってプラス
・この一連の流れで出てきた「中国人の対日渡航自粛」について
・高橋氏は「日本にとってラッキー」「ウェルカム」と率直に歓迎
・中国側の圧力や制裁的態度が続くほど、日本側の被害というより“中国の孤立”に近づくと見る
“口の外交”への不満:日本の発信は弱すぎる
・中国外務省の発信は「向こうの国内向けに言いたい放題に言うに決まっている」と指摘
・それを日本メディアが“そのまま流すだけ”なのは良くない
・外交で「口で言ってくるなら口で返す」のが普通
・外務省も報道官機能を強化し、対外発信をもっと戦略的にやるべきと主張
・SNSや公開討論、テレビでの“ガチンコ対決”を仕掛けてもよいという提案
・大阪駐在の中国外交関係者(強硬発信の当事者)を呼び出して詰めるのも一案とする
・高橋氏の直感として「当の中国政府内部でも、あの強硬発信者は叱責されているレベルでは」と推測
・だからこそ“呼び出して公の場に引っ張り出すと面白い=有効”という見立て
総括:立憲の追及は高市政権の打撃にならず、むしろ中国の“ミス”を露呈させた
・立憲や一部国内勢力は「高市政権の弱点を突いた」と思ったかもしれない
・しかし現実には
・世界の世論は中国の過剰反応を問題視
・答弁の限定性は国際標準から見ても穏当
・中国のほうが評価を落とした
・結果として、立憲の動きは“中国の失点(過剰反発)を引き出しただけ”という評価
・高橋氏は「ある意味、岡田氏は“中国のミスを引き出す役”になった」と皮肉交じりにまとめる
・安全保障の議論を国内政争の道具にするほど、かえって日本の国益を損なうと警鐘
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