【要約】それでも台湾侵攻を招きたい“2種類の人間”【門田隆将チャンネル#0048】

INDEX(目次)
それでも台湾侵攻を招きたい“2種類の人間”
『門田隆将チャンネル#0048』を要約
月刊『WiLL』『Hanada』最新号と高市特集
・毎月26日は月刊『WiLL』『Hanada』の発売日で、今月も両誌が同時発売
・『WiLL』では「高市総理で本当によかった」という特集が組まれ、高市総理への手紙企画など保守現実派が多数登場
・門田氏自身も冒頭コラムで「高市パワー」を分析し、さらに藤井厳喜氏との対談「覚悟の首相 高市早苗は黙らない」が計12ページ掲載
・『Hanada』には「高市政権に炙り出される中国の手先」という記事が掲載され、チャンネルで話してきた内容と重なる部分も多いと説明
テーマ提示:「単純正義」をめぐる戦い
・今回のメインテーマは「単純正義を巡る戦い」であり、中国問題や高市批判をどう捉えるかが焦点
・高市首相の台湾発言や「存立危機事態」発言を巡り、中国側が激しく反発しているが、世論調査では日本国民の多数は問題視していない
・高市首相は、同盟国アメリカなど「我が国と密接な関係にある第三国」が武力攻撃を受けた場合、限定的な集団的自衛権が成り立ち得るという法解釈を述べただけ
・にもかかわらず、中国はこれを口実に高市批判をエスカレートさせており、その背景に「単純正義」を利用した世論操作があると指摘
USCC報告書が示す台湾侵攻シナリオ
・韓国紙『中央日報』日本語版は、米議会の「米中経済・安全保障調査委員会(USCC)」報告書を紹介
・USCCは中国の台湾侵攻の可能性が高いタイミングとして、2027年・2035年・2049年の3つを提示
・副委員長ランディ・シュライバー氏は「習近平は人民解放軍に2027年までに台湾侵攻能力を整えるよう指示した」と証言しつつ、必ずしもその年に軍事行動という意味ではないと説明
・中国は2049年までの「中華民族の偉大な復興」計画の一環として台湾統一を必須と考えており、ロシア・イラン・北朝鮮が同時多発的に有事を起こす可能性にも報告書は言及
習近平のトランプ電話と歴史のねつ造批判
・習近平国家主席は、第二次世界大戦の「反ファシズム戦争で中国は頑張った」と強調し、その正当性をトランプ元大統領にまで訴えたと報じられている
・しかし門田氏は、1949年に成立した中華人民共和国が「第二次世界大戦の勝者」を名乗るのは歴史のすり替えであり、勝利したのは中華民国(蒋介石政権)だと指摘
・中国は歴史や戦勝イメージを利用して対外宣伝を強め、高市攻撃にもこの「歴史カード」を持ち出していると批判
・こうした歴史ねつ造と宣伝外交の延長線上に、対日世論工作や台湾問題が位置付けられているとの見方を示す
CCTV報道と日本の「内なる敵」
・中国中央テレビ(CCTV)は福島みずほ氏の発言なども利用し、「高市首相は今にも倒れそうだ」という印象を与える報道を連日展開
・CCTVが高市批判の材料として取り上げた日本側の人物は、高市首相、斉藤鉄夫・公明党代表、鳩山由紀夫、福島みずほなどの政治家に加え、朝日新聞・東京新聞などのメディア
・中国の視聴者には、高市内閣支持率が70%超であることや、台湾に関する「存立危機事態」発言に60%以上が賛成している事実は一切伝えられていない
・福島氏のSNS(X)の問題発言なども報じられず、中国国民には「高市が戦争を仕掛けようとしている」という虚偽イメージだけが植え付けられていると指摘
中国支援勢力の二類型:確信犯と平和ボケ
・日本国内の「中国の味方」を門田氏は大きく2種類に分類
・第1は、確信的な中国共産党支援者で、共産主義者や左翼だけでなく、ハニートラップなど様々な利害関係により中国を支持する層
・第2は、イデオロギーとは無関係だが、無知と平和ボケから「戦争反対」を叫ぶうちに結果的に中国を利する立場に立ってしまう層
・彼らは「高市が戦争を呼び込む」と誤解しているが、実際には抑止力を否定することで、かえって台湾侵攻=第3次世界大戦のリスクを高めていると警告
「単純正義」スローガンの危うさ
・「多文化共生(多文化“強制”)」や「平和憲法」「核廃絶」「戦争反対」などの言葉は耳障りが良く、いわば「単純正義」の象徴
・しかしヨーロッパでは、移民政策の行き過ぎにより治安悪化や文化崩壊の危機が生まれ、女性や子どもが深刻な被害を受けている現実がある
・日本の周辺にはDF-41型核ミサイル(東風41)のような核戦力を日本海に撃ち込む国も存在し、「平和憲法」や「核廃絶」だけを唱える理想論では国民の命は守れないと指摘
・単純なスローガンの裏側にある代償や、家族・自分の命へのリスクを直視せずに「きれいごと」だけを唱える政治・言論こそ危険だと訴える
存立危機事態発言の意義と視聴者へのメッセージ
・高市首相の「台湾を巡り存立危機事態になり得る」という発言は、戦争を呼び込むのではなく、あくまで戦争を抑止するための現実的警告だと強調
・「俺に台湾に進攻させよう」という習近平の意図を支えるのが、中国を肯定する確信犯と、平和ボケで現実を見ない層であるという構図を再確認
・この「単純正義」を巡る戦いは、スローガンの心地よさに酔うか、その裏で誰が犠牲になるのかを真剣に考えるかの対立でもある
・門田氏は、視聴者は単純正義ではなく現実を見据える側だと信じており、高市の発言が正しかった理由を今後も丁寧に解説していくと述べる
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