【要約】維新“閣外協力”の意味と“混沌”臨時国会の行方【門田隆将チャンネル#0013】

INDEX(目次)
維新“閣外協力”の意味と“混沌”臨時国会の行方
『門田隆将チャンネル#0013』を要約
維新の「閣外協力」報道と意味
・産経が「自民・維新が閣外協力で合意」と報じており、実際にその可能性が高いと説明
・閣外協力は「連立参加」と違い、維新が内閣の一員として責任を負う立場ではないという形
・憲法66条3項(内閣は国会に連帯責任を負う)を根拠に、足立議員がXで解説していた内容を紹介
・維新は高市内閣に協力しつつも、野党案でも良いものがあれば賛成に回る余地を残す――これが閣外協力の核心
・つまり「高市政権と政策実現は一緒にやるが、自民が反対する野党案に維新が賛成する可能性もある」という宣言に等しい
定数削減が国会運営の火種に
・閣外協力の背景に、維新が強く求める「定数削減」が直結している
・比例定数の削減は公明党に最大の打撃となり、少数政党にも影響が出るため反発必至
・反対勢力は内閣不信任案を突きつける可能性があり、臨時国会の大きな争点になる
・定数削減を巡って賛否が割れ、国会は「吸った揉んだ」の攻防になる見通し
キーパーソン:国民民主党(玉木氏)
・定数削減の可否や内閣の安定において、国民民主党が最大の鍵を握ると強調
・ネットでは玉木代表への批判が強いが、高市首相側はなお協力を諦めていない
・10月15日の高市氏と玉木氏の会談で、
・ガソリン暫定税率廃止
・「103万円の壁」見直し
を早期に進めたいと高市氏が要請し、玉木氏も「責任を持って実現へ」と応じた経緯を確認
・それでも協力が定まらない現状に触れつつ、高市氏は執念で説得を続けていると評価
麻生派ルートの維新接近と舞台裏
・西日本新聞(10月17日早朝配信)を引用し、自民と維新の急接近の裏側を説明
・麻生氏側(「重鎮」)が維新幹部に電話し、
・小泉陣営と維新の交渉条件を確認
・「一緒にやれないか。細かい話は今後だ」と連立含みの協力を打診
・高市総裁との接触を求めた
・高市陣営は本人・麻生氏らがそれぞれ全方位で働きかけ、連立/閣外協力の地ならしを進めてきたという見立て
数字で見る「定数削減」可決ラインと不信任の危うさ
・衆議院の過半数は233
・自民196+維新35=231でギリギリ過半数に届かない
・国民民主27が定数削減に賛成側に回れば、231+27=258となり過半数を大きく超え可決可能
・一方で、
・「103万円の壁」
・ガソリン暫定税率廃止
など国民民主の最重要政策が財務省などの抵抗で停滞すれば、国民民主が不信任側に回る余地もある
・さらに維新は閣外協力のため、状況次第で不信任案側に回る可能性も理屈上は残る
・高市氏は維新に「閣内入り」を迫りつつ、21日(火)の首相指名ギリギリまで説得が続くという予測
今後の政局見通し(臨時国会の焦点)
・21日に高市新首相誕生→組閣→所信表明→臨時国会での攻防へ
・定数削減が「最初の巨大争点」となり、可決・否決の行方次第で内閣の安定度が決まる
・解散総選挙の時期が一気に読めなくなったと指摘
・減税・物価高対策に加え、
・憲法改正
・スパイ防止法
・外国人土地取得規制
・エネルギー政策(原発再稼働等)
などで維新・国民民主と一致点が多く、政策ごとに賛否が揺れる国会運営になる
・少数与党として苦しい立場からの再出発だが、臨時国会の結果が「日本復活の1年」を左右すると結ぶ
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