【要約】高市早苗総裁に“産みの苦しみ”を与える公明と維新【門田隆将チャンネル#0003】

【要約】高市早苗総裁に“産みの苦しみ”を与える公明と維新【門田隆将チャンネル#0003】

高市早苗総裁に“産みの苦しみ”を与える公明と維新

『門田隆将チャンネル」は、作家・ジャーナリストの門田隆将さんが日本の政治経済世界情勢などの側面や裏側をジャーナリストの視点で切り込むYouTubeチャンネルです。

『門田隆将チャンネル#0003』を要約

緊急動画の趣旨と靖国参拝への懸念

・門田隆将氏は、高市早苗氏が靖国神社に参拝できないのではないかという懸念の声が多数寄せられたため、緊急で動画を撮影している。
・背景として、高市氏の靖国参拝が政治・外交の争点化しつつあることへの危機感がある。

公明党・斎藤鉄夫代表の動きと対中配慮

・前日の報道で、公明党の斎藤鉄夫代表が高市氏と会談し、「靖国参拝を外交問題にすべきではない」として参拝を控えるよう進言したと伝えられた。
・さらに斎藤代表は会談前に、国会内で中国の呉江浩駐日大使と面会し相談していたとも報じられている。
・門田氏は、公明党が中国共産党の利益を代弁する立場にあり、中国の意向に沿って高市氏に参拝中止を迫ったのが実態だと批判する。

靖国神社の位置づけと公明党批判

・靖国神社は黒船来航以来の国事殉難者246万6000人を祀る平和の社であり、吉田松陰や坂本龍馬らも含まれると説明する。
・その靖国参拝に中国の意向が介入し、連立与党が次期総理候補に釘を刺す構図は「とんでもないやり方」だと強く非難している。

連立離脱の影響と「玉木総理」シナリオ

・同時期に、維新の遠藤敬国対委員長が「首班指名で国民民主党の玉木雄一郎代表の名前を書けばどうか」と発言したことが報じられた。
・これは公明党が連立離脱した場合、野党が結束すれば玉木氏が総理になる可能性がある、という政局の現実を示唆している。

現在の少数与党状況と議席計算

・岸田政権下の自公連立は衆参ともに少数与党である。
・衆議院(定数465)で自民196議席+公明24議席=220議席と、過半数に届かない。
・参議院(定数248)でも自民101議席+公明21議席=122議席で、ここから公明が抜ければ首班指名は困難になる。
・よって、靖国参拝を契機に公明党が中国の意向に沿って離脱すれば、高市氏は総理になれない可能性が高まる。

野党側の揺さぶりと政局の現実

・遠藤氏の発言どおり野党がまとまれば玉木氏が総理になる余地がある。
・立憲民主党も「野田代表に固執しない」と示し、玉木氏に乗る選択肢を匂わせて揺さぶりをかけている。
・公明離脱で自民単独になれば、衆参とも高市氏の首班指名は成り立たないという厳しい構図がある。

高市氏の課題は「参拝」よりまず政権基盤

・保守層は高市氏が靖国参拝するのは当然と考える一方、現実には「参拝が総理になれるかどうかの議題」になってしまっている。
・高市氏が参拝するには、まず盤石な政権基盤を作ってからでないと難しいという「時期の問題」がある。
・中国はその脆弱な基盤に付け込み、参拝問題を通じて政局を揺さぶっていると見る。
・高市氏は石破氏政権の負の遺産を引き継いだ弱い基盤の中で、まず首班指名を勝ち取り、政権を固めねばならない状況に追い込まれている。
・最優先は「まず総理大臣になること」だという結論になる。

公明党への警戒と門田氏著書の主張

・国民は、中国の意向を受けて公明党がこうした動きをした事実を忘れてはならないと強調する。
・門田氏の著書『日中友好侵略史』では、公明党が中国の代弁者となっていった経緯や創価学会・池田大作氏への工作などが実名で記されているとして、問題の根深さを示す。

まとめ:保守層の「見守り方」

・高市氏は靖国参拝を果たすべき立場にあるが、今は総理大臣になることが最優先であり、極めて辛い立場にある。
・現在の混乱は、高市政権が成立し実行すべき課題が多いがゆえの「産みの苦しみ」と位置づけられる。
・保守現実派の国民は、まず高市氏が首班指名を受けて政権を確立することを最優先として見守るべきだと結んでいる。

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