【要約】あさ8時!(あさ9)第754回【2025年12月19日】

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INDEX(目次)
百田尚樹・有本香のニュース生放送 『あさ8時!第754回』
「あさ8時!」は、テレビや新聞であまり報道しないニュースを独特の切り口でコメントする必見Youtube番組です。下記は番組の冒頭でリストアップの記事に該当するBing検索ページにリンクしています。(番組は順不同で進行しますが、時間の関係もあり、すべての記事は紹介されません。)
④日銀、追加利上げへ決定会合 0.75%に、30年ぶり高水準
⑥茨城県の日本語学校で結核の集団感染発生 外国籍生徒ら18人
⑧自民地方議員166人、土葬墓地推進に反論「多方面に悪影響」
下記のリストは番組で切り込んだニュースのダイレクト・リンクです。
①玉木氏、予算成立に協力「年収の壁」178万円合意
https://www.sankei.com/article/20251218-GMF5DTUTVJKF3CW2HDSNVQLZ5U/
③アメリカ議会で日本支持・中国批判の動き
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2356138
⑤トランプ政権 台湾に100億ドル規模の武器を売却へ
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2356118?display=1
⑥茨城県の日本語学校で結核の集団感染発生 外国籍生徒ら18人
https://www.sankei.com/article/20251218-OP24JAA6CNJLTNABN4V7EZSLK4/
⑦「白タク」摘発、最多113件 訪日客急増、不法利益の温床
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202512/0019827253.shtml
②山上被告に無期求刑 安倍氏銃撃・奈良地裁
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025121800653&g=soc#goog_rewarded
【要約】百田尚樹・有本香のニュース生放送 『あさ8時!(あさ9)第754回』
番組では、維新の会による議員定数削減案などの政治パフォーマンスへの批判や、夫婦別姓制度を巡る法案の矛盾、さらに中国のスパイ活動に対する警戒感など多岐にわたります。また、防衛増税や年収の壁に関する国民民主党と政府の合意、台湾への武器売却といった最新の国内外情勢についても保守的な視点から分析されています。番組全体を通して、既存政党の対応の甘さや拉致問題などの重要課題が軽視されている現状に対し、強い懸念が表明されています。
① 玉木氏、予算成立に協力「年収の壁」178万円合意
・高市首相と国民民主党の玉木代表が会談し、所得税の年収の壁を現行の103万円から178万円へ引き上げることで合意した。
・引き上げにより消費マインドの改善、可処分所得の増加を通じた景気の下支えが期待される一方、島田氏は「生活費の実態から見れば250万円程度まで非課税が妥当」と問題提起している。
・合意には「2年間限定」の条件が付帯し、期限後に実質的に負担が戻る(増税に近い形になる)可能性がある点が懸念として挙げられている。
・また、防衛財源を巡る負担増(いわゆる防衛増税)と“セット”で論点が扱われることへの警戒感も示されている。
・玉木氏は令和8年度予算案への協力姿勢を示したが、「減税による経済活性化」の踏み込みが弱いとの批判(財務省出身という文脈での指摘)も紹介されている。
キーワード:年収の壁,178万円合意,高市内閣,国民民主党,2年間限定
③ アメリカ議会で日本支持・中国批判の動き
・米上院で共和党のリケッツ議員らが、中国による日本への威圧に対抗する趣旨で、日米同盟への揺るぎない支持を打ち出す決議案を提出した。
・決議案では高一総理の台湾有事に関する趣旨の発言を引用し、中国側の反発を「不当な嫌がらせ」と位置づけて非難している。
・中国軍による自衛隊機への長時間のロックオン(12月6日とされる事例)など、具体的事象を根拠に中国の挑発行為を指摘している。
・民主党のクーンズ議員も賛同しており、米議会内で超党派の支持が形成されつつある点が強調されている。
・総じて、武力による現状変更への反対と、日本支援の意思表示が米側で強まっているという整理。
キーワード:日米同盟,中国批判決議案,リケッツ議員,台湾有事,挑発行為
⑤ トランプ政権 台湾に100億ドル規模の武器を売却へ
・トランプ政権が台湾向けに、ハイマースやジャベリンなどを含む総額100億ドル規模の武器売却を承認したとされる。
・目的は台湾の軍近代化と防衛能力維持であり、米国の安全保障上の利益にも直結するという論旨で語られている。
・台湾側は2030年までに防衛費をGDP比5%へ引き上げる見通しを示し、「実力で平和を守る」姿勢を打ち出している。
・島田氏は、米軍と台湾軍の連携(合同演習に触れつつ)を踏まえ、日本の自衛隊も連携を強化し抑止力を高める必要があると主張している。
・武器供与の規模とメッセージ性を、対中抑止の観点で重く捉える整理。
キーワード:台湾武器売却,ハイマース,ジャベリン,防衛費5%,抑止力の強化
⑥ 茨城県の日本語学校で結核の集団感染発生 外国籍生徒ら18人
・茨城県の日本語学校で、10〜20代の外国籍生徒と教員の計18人が結核に集団感染したとされる。
・最初に確認された20代男子生徒を含め、複数の生徒で予防接種歴が把握できない状態のまま入国していた点が問題として挙げられている。
・国内で「ほぼ撲滅」と見なされがちな感染症が、入国管理や検疫など水際対策の不備で再拡大するリスクがある、という論点整理。
・島田氏は、外国人受け入れの制度設計や担当ポストがあっても、人権配慮を理由に厳格運用が難しい現状を批判的に言及している。
・対応の実効性(現場の権限・運用)と、制度の穴をどう塞ぐかが焦点として示されている。
キーワード:結核集団感染,日本語学校,水際対策の不備,入国管理,外国人政策
⑦「白タク」摘発、最多113件 訪日客急増、不法利益の温床
・無許可営業の白タク摘発が、今年10月末までに113件と過去最多になったとされる。
・摘発された102人のうち半数以上が外国籍で、来日前にSNSやアプリで配車・決済まで完了させる仕組みが横行している点が指摘されている。
・脱税や不法収益の温床になるだけでなく、正規タクシーの収益を圧迫し、制度の公平性を損なうという整理。
・中国製配車アプリを例に、決済情報に加えて走行ルート等のデータが収集され得るとして安全保障上の懸念も提示されている。
・島田氏と有本氏は、インバウンドの「数」偏重の観光行政が不法行為を助長しているとして批判している。
キーワード:白タク摘発,不法利益,配車アプリ,安全保障,インバウンド政策
② 山上被告に無期求刑 安倍氏銃撃・奈良地裁
・安倍元首相銃撃事件で山上徹也被告に対し、検察が無期懲役を求刑した。
・検察は、特定団体への打撃を狙う暴力は法治国家で許されないとの趣旨を示した一方、島田氏は死刑求刑に踏み込まなかった点に強い疑問を呈している。
・弁護側は、旧統一教会を背景とする家庭崩壊など「悲惨な境遇」を動機として強調し、刑期を20年程度にとどめるべきだと主張している。
・安倍昭恵さんの意見陳述書が読み上げられ、深い喪失感とともに、被告が罪と向き合うことを求める内容が紹介されている。
・島田氏は、この事件が政治テロである側面が相対的に薄まり、被告の境遇が過度に前景化する世論の空気に危機感を示している。
キーワード:山上被告,無期求刑,安倍晋三元首相,政治テロ,昭恵さんの陳述
