2月12日 – 今日は何の日?

ピックアップ TODAY!
●ダーウィンの名言…1809年のこの日、いわゆる「進化論」を発表し、世界に大きな影響を及ぼした生物学者チャールズ・ダーウィン(Charles Robert Darwin)が誕生しました。

著名な自然哲学者エラズマス・ダーウィンの孫として生まれたチャールズは、医学と神学を学ぶかたわら博物学にも興味を持つマルチな才能ある学生でした。
1831年にケンブリッジ大学を卒業すると、海軍の測量船・ビーグル号に乗り込み、ガラパゴス諸島に向かいます。
ガラパゴス諸島でダーウィンは、フィンチ(小鳥の一種)やゾウガメには、近縁でありながら大きく形態の異なる種類がいることを発見しました。生物は同じ種類であってもさまざまな突然変異が起こるのですが、そんな突然変異のうち生存に有利となるものは、親から子へと遺伝します。
突然変異のうちどれが遺伝するのか選ばれる現象、すなわち「自然選択」こそが生物の進化の要因であるとダーウィンは確信したのです。
ダーウィンが5年にもわたる航海と調査をもとにしたためたのが「種の起源」。「種の起源」を簡単に説明すると「地球上にはさまざまな生物・種が存在しており、それは絶えず生存を続け、進化し続けるものだけが生き延びる」といった内容となります。
しかし、このの考え方は、19世紀当時ではキリスト教の影響が強く、ダーウィンの考え方は創造論的な価値観を持つ人々からは受け入れがたいものでした。「生き物は進化するのではなく、神や自然の力によって創られたもので、いつまでも変わることはない」というキュヴィエの天変地異説が一般的であったからです。
進化の事実は存命中に受け入れられた一方で、自然選択の理論が進化の主要な原動力と見なされるようになったのは1930年代、彼の死後でした。 ダーウィンの科学的な発見は、修正を施されながらも世の中へ、生物多様性に一貫した理論的説明を与えており、現代生物学の基盤をなしているといえるでしょう。
そして、ダーウィンはいくつかの名言を残しています。
“進化論を唱えたダーウィンは、「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。それは、変化に対応できる生き物だ」という考えを示したと言われています”
上記は、構造改革を唱ったある首相が行った国会演説の一節で、「改革なくして成長なし」を印象づける意味で用いられ、改革好きの経営者や政治家、学者、メディア等に好んで引用されている言葉です。
しかし、進化生物学的には、不可解な言葉で、無理に人間社会に流用しているのは残念ですが、常識を覆すという視点では、ダーウィンの意を汲んでいるかもしれません。
記念日・行事・お祭り

歴史上の出来事
- 2013年(平成25年)
- グアム通り魔殺人事件。日本人3人が死亡。
- 2013年(平成25年)
- 北朝鮮が3回目の核実験を実施。
- 2010年(平成22年)
- 第21回冬季オリンピックバンクーバー大会開催。(2月28日まで)
- 2001年(平成13年)
- NASAの小惑星探査機「NEARシューメーカー」が小惑星「エロス」に軟着陸。小惑星への着陸は史上初。
- 1994年(平成6年)
- 第17回冬季オリンピック、リレハンメル大会開催。(2月27日まで)
- 1974年(昭和49年)
- ソ連のノーベル文学賞受賞者アレクサンドル・ソルジェニーツィンが国家反逆罪で逮捕され、翌日、国外追放処分となる。
- 1924年(大正13年)
- ジョージ・ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』が初演。
- 1913年(大正2年)
- メアリー・フェルプス・ジェイコブがブラジャーの原形となる物の特許を取得。
- 1502年
- ヴァスコ・ダ・ガマがインドへ向けての第2回航海に出航。
今日の誕生日
- 1785年 – ピエール・ルイ・デュロン、化学者、物理学者(1838年逝去)
- 1809年 – エイブラハム・リンカーン、第16代アメリカ合衆国大統領(1865年逝去)
- 1809年 – チャールズ・ダーウィン、科学者(1882年逝去)
- 1843年(天保14年1月14日) – 新島襄、同志社大学創立者(1890年逝去)
- 1891年 – 直木三十五、小説家(1934年逝去)
- 1901年 – 清水雅、実業家(1994年逝去)
- 1905年 – 田辺茂一、紀伊國屋書店創業(1981年逝去)
- 1905年 – 巽聖歌、児童文学作家、歌人、詩人(1973年逝去)
- 1920年 – 山口淑子、女優、政治家(+ 2014年逝去)
- 1921年 – 大松博文、バレーボール指導者、参議院議員(1978年逝去)
- 1927年 – 森政弘、工学者、ロボットコンテストの創始者
- 1931年 – 牛尾治朗、実業家、ウシオ電機会長
- 1935年 – 豊田泰光、元プロ野球選手、野球解説者(2016年逝去)
- 1937年 – 砂川啓介、俳優、タレント(2017年逝去)
- 1938年 – 木村太郎、ジャーナリスト
- 1939年 – レイ・マンザレク、ミュージシャン(ザ・ドアーズ)(2013年逝去)
- 1941年 – 植村直己、冒険家(1984年逝去)
- 1952年 – マイケル・マクドナルド、ミュージシャン
- 1955年 – 伊丹幸雄、歌手
- 1957年 – 武部聡志、作曲家、音楽プロデューサー
- 1959年 – 岡田奈々、女優
- 1967年 – 梶原真弓、タレント(元シェイプUPガールズ)
- 1973年 – 下平さやか、アナウンサー
- 1974年 – 高木虎之介、レーシングドライバー
- 1976年 – ひぐち君、お笑いタレント(髭男爵)
- 1978年 – 熊谷茶、お笑いタレント(ガリットチュウ)
- 1979年 – 荒井健一、歌手(RAGFAIR)
- 1988年 – 榮倉奈々、ファッションモデル、女優
- 1989年 – 内田莉紗、女優、アイドル
- 1991年 – 弘中綾香、アナウンサー
- 1995年 – 川栄李奈、女優(元AKB48)
日本の絶景 TODAY!
場所:愛媛県東温市河之内
皿ヶ嶺連峰県立自然公園の中にある高さ96mの滝。
夏場も綺麗だそうですが、冬の氷瀑で有名。